コロナウイルスに負けないぞ!!「コロナうつ」予防のポイント!!西日本新聞より

家族の何げない言動にイライラ…「コロナうつ」予防するには?

4/19(日) 9:30配信

西日本新聞

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、不安やストレスがたまると心に不調を来す恐れもある。「コロナ疲れ」「コロナうつ」を予防するにはどうすればいいか。非常時の心のケアに詳しい筑波大の高橋晶准教授(災害精神医学)に聞いた。

-どんなことが起こる?

 感染症の集団発生は、国際的には災害の一つとされ、戦争や自然災害と同様に心の問題を引き起こします。不安や抑うつ、絶望感など誰にでも起こりうる反応です。ただ、長引く場合や、不眠や手の震えなど体にも影響が出てきたときは、精神科などの専門家を受診しましょう。

-対処の方法は。

 長期化するかもと気持ちを切り替えた方が現状を受け入れやすくなります。友人との集まりやスポーツなど今までのストレス解消法が難しくなっています。読書や映画観賞など忙しくてできずにいたこと、昔好きだったことを思い出してやってみてください。

-生活習慣で気を付けることは。

 心の回復力「レジリエンス」を最大限発揮できるよう、十分な睡眠と栄養を取り規則正しい生活を心掛けましょう。これは体の免疫力を高めることにもつながります。散歩やストレッチなど適度な運動も日課にしましょう。大切なのは孤独にならない、させないこと。ネットや電話を活用し、人とのつながりを保ちましょう。1人暮らしの高齢者にはこまめに連絡を取るなど、周囲の人は「おせっかい」を焼いてください。

-一日中ニュースを見てしまう。

 情報との付き合い方は「正しい情報を適切な量で」がポイント。ネット上にはデマも飛び交うため、信頼できる情報源で確認しましょう。情報を追い続けていると不安が膨らむため、収集する時間を決めることをお勧めします。

-子どもへの影響は。

 小さな子は気持ちをうまく表現できないため、行動の変化として現れます。おねしょや赤ちゃん返りをしたり、怒りっぽくなったり。遊びの中で「コロナごっこ」をする子も。叱らずに受け止め、普段以上に子どもの声に耳を傾け、安心感を与えてあげてください。

-家族の何げない言動にイライラしてしまう。

 不安や恐怖は怒りに変わり、攻撃的になってしまいます。互いを励まし、ねぎらう気持ちを忘れずに。ちょっとしたことでも「ありがとう」と言葉にしましょう。「コロナに勝つために」とアイデアを出し合い、「手洗いチェック係」「運動係」など家族で役割を決めてみてはどうでしょう。

-感染者や医療従事者に嫌がらせや差別がある。

 敵(ウイルス)が目に見えないため、人々は代わりに他の誰かを敵とみなして遠ざけ、攻撃することで安心感を得ようとします。不安や恐怖に振り回されないことが大切です。最前線で闘っている人たちを守ることは、私たちの暮らしを守ること。エールを送り続けましょう。

(新西ましほ)

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